化学と教育
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新・講座:スピンと化学
電子スピン共鳴(ESR)と核磁気共鳴(NMR)の原理と応用
島田 愛子
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2025 年 73 巻 6 号 p. 228-231

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抄録

原子は原子核と電子から構成されており,電子はペアで存在する状態が安定である。電子スピン共鳴分光法の観測対象は不対電子*1(電子スピン)であり,その磁気モーメント*2の大きさやほかの電子スピンや核スピンとの相互作用から,物質の構造,運動性,反応性に関わる情報を得ることができる。一方,核磁気共鳴分光法の観測対象は原子核(核スピン)であり,物質を構成する原子核の環境をそれぞれ識別でき,原子核同士のつながり方も調べることができる。本稿では電子スピン共鳴分光法と核磁気共鳴分光法の原理と応用について紹介する。

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