滋賀県立短期大学
1994 年 45 巻 2 号 p. 411-421
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
以前より大柴胡湯は優れた利胆作用, 部分的平滑筋の抗けいれん作用等で広く知られている。京都山科愛生会病院では, 胆石症の疝痛発作に対してツムラ大柴胡湯の投与を行っているが, 過去5年間の投与例11症例のうち, 2症例に鎮痛および排石を認め, 残り9症例は鎮痛および症状の改善を認めた。排石の是非は, 胆石が cystic duct および, ampulla of Vater を通過できる大きさかどうかによるものと推測された。
日本東洋醫學會誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら