肝臓
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症例報告
びまん浸潤型の乳がん肝転移により亜急性型の病型を呈した昏睡型急性肝不全の1剖検例
小村 卓也太田 肇清島 淳中井 亮太郎宮澤 正樹丸川 洋平加賀谷 尚史古河 浩之川島 篤弘鵜浦 雅志
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2016 年 57 巻 7 号 p. 320-327

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抄録

症例は55歳女性.上腹部不快感を伴う肝障害精査目的に受診し,CT検査にて,肝臓には明らかな腫瘤形成は認めなかったが,肝腫大とびまん性の不均一な濃度低下を認めた.血清CEA高値のため行った悪性腫瘍に対する全身検索にて,右の乳腺に2.5 cmの乳がんと腋窩リンパ節転移を認め,びまん浸潤型の肝転移を伴う乳がんと診断した.急速な肝予備能低下により腹水や脳症が出現し,急性肝不全亜急性型の経過を辿り永眠された.剖検にて,乳がんの肝転移による肝不全状態であったことを確認した.

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© 2016 一般社団法人 日本肝臓学会
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