1979 年 20 巻 4 号 p. 433-441
日本肝癌研究会は1968年1月1日より1977年12月31日までの原発性肝癌4,031例について155施設の協力で個人票を作成した.内分けは肝細胞癌2,411例,胆管細胞癌268例,混合型58例,肝芽細胞癌69例,その他23例,組織型不明1,202例であった.個人票を元にして,腫瘍の肉眼型,組織型及び細胞異型度,非癌部組織所見,遠隔転移,肝炎の既往,家族内での癌発生及びHBs抗原,HBs抗原及び抗体の出現率,初発症状,他覚的所見,診断面におけるAFP及び腹腔動脈造影の成績,手術術式,化学療法の薬剤及び投与方法,手術,組織型及び肝硬変又は肝線維症の有無による予後などについて検討した.