肝臓
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肝疾患における血清アリールエステラーゼ活性の臨床的意義について
関谷 千尋並木 正義田中 浩
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1989 年 30 巻 10 号 p. 1477-1480

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抄録

各種肝疾患患者の血清アリールエステラーゼ(ArE)活性を新しく合成した特異的基質No. 4505を用いた測定法により検討した.血清ArE活性は健常対象群の5.96±0.77U/mlに対し,急性肝炎が4.25±0.45,慢性活動性肝炎が4.65±0.90,代償性肝硬変が4.34±0.99,非代償性肝硬変が3.50±1.02と有意に低値を示し,ChEやAlbとよい相関を示した.血清ArEは肝の障害程度を知るうえでよい指標になるものと思われた.

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© 社団法人 日本肝臓学会
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