時計台病院消化器病センター
札幌医科大学第4内科
2003 年 44 巻 6 号 p. 301-306
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症例は78歳, 女性. 主訴は腹部不快感. 肝S2/3に63×44mmの腫瘤と腫瘤末梢側の肝内胆管の拡張, 腹部リンパ節の腫大を認めた. 各種画像診断及び針生検にて胆管細胞癌と診断. Gemcitabine, 5-FU併用化学療法にて腫瘍はほとんど同定できないまでに縮小し, リンパ節腫大も消失, 治療効果判定はPRであった. 切除不能胆管細胞癌の予後は不良であるが, 本療法は有効な治療選択の一つになり得ると考えられた.
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