昭和伊南総合病院肝臓・消化器内科
信州大学医学部第2内科
2004 年 45 巻 3 号 p. 144-148
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症例は30歳, 女性. 妊娠12週目の産科検診にてAST/ALT値正常, HCV抗体陰性であった. 妊娠37週目に全身倦怠感が出現. その際の血液検査にて肝機能障害を認めた. 出産後も肝機能障害が持続し, HCV抗体が陽性であったため, 臨床経過より急性C型肝炎と診断した. 経過観察を行ったが慢性C型肝炎への移行が疑われたため, インターフェロン(IFN)・リバビリン(RBV)併用療法を行い完全著効に至った.
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