抄録
トマトハモグリバエ,マメハモグリバエおよびナスハモグリバエの生物的防除法を開発する基礎的研究の一環として,2000~2002年にかけて京都府内のハウストマトにおいて,3種ハモグリバエの捕食寄生バチの発生消長を調べた。2000年の5~6月は,Opius sp.,2002年の5~6月はOpius sp. とHalticoptera circuls (Walker) が優占し,他の調査期間ではハモグリミドリヒメコバチNeochrysocharis formosa (Westwood) が優占した。3種ハモグリバエをそれぞれ寄生させたインゲンマメ葉から羽化した捕食寄生バチは,3種ハモグリバエともハウス内部よりも外部に設置したインゲンマメ葉で多く,いずれもハモグリミドリヒメコバチが優占した。