関西病虫害研究会報
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キクにおけるミカンキイロアザミウマの発生及び被害状況
片山 晴喜
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1997 年 39 巻 p. 5-7

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抄録
キクにおけるミカンキイロアザミウマの寄生部位及び寄生数の推移について調査した。1993年6月下旬, 露地キクの定植直後から主に芽で本種の寄生が認められたが, 本種成虫の寄生数の増加は認められなかった。一方, 同時期の施設キクでは, 膜割れ前までは芽や蕾の外側に寄生し, 膜割れ以降は特に蕾内部において, 本種成虫及びアザミウマ類幼虫数が急増する傾向で推移した。
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