済生会新潟第二病院 整形外科
2014 年 38 巻 2 号 p. 722-725
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症例は49歳,女性.前医にて右肩関節前方亜脱臼の診断で徒手整復を施行するも整復位が得られず,当科を紹介された.全身麻酔下でも徒手整復不能であり,鏡視下整復術を施行した.関節鏡所見では上腕二頭筋長頭腱(LHB)が骨頭の後方に脱臼して嵌頓しており,肩関節が前方に亜脱臼していた.LHBを前方へ整復すると,骨頭の亜脱臼も同時に整復された.LHBは容易に脱臼するため切離した.術後は疼痛改善し,その後再脱臼は認めていない.
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