抄録
研究の目的は重度凍結肩に対する第5.6頸椎神経根ブロック下肩関節授動術の術後6カ月の臨床成績を評価することである.
対象は15人15肩,平均年齢57.9歳.疼痛(NRS),可動域,ASES scoreの変化を術前,術後1・24週に評価した.
麻酔に伴い1例にHorner症候群を認めた.疼痛・可動域の推移は術前,術後1・24週の順に,運動時痛5.7,2.7,1.2,安静時痛1.5,0.7,0.1,夜間痛3.0,1.1,0.3,前方屈曲83,136,148.3,下垂外旋-1.3,30.3,43.0,内旋は仙骨,L2,Th11,ASES 35.4,68.6,87.5であり,運動時痛・可動域・ASESは術後1週で有意に改善し24週まで持続した.
重度凍結肩に対する第5.6頸椎神経根ブロック下肩関節授動術の短期成績は良好であった.