風工学シンポジウム論文集
第20回 風工学シンポジウム論文集
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マルチファン型風洞による厚い境界層の再現
*上野 剛史小園 茂平岩田 直哉
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p. 11

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抄録

マルチファン型風洞は多数の一面に配置されたファンを独立に駆動所要の気流を生成する装置である.本報告では高さ方向の速度を調整して短い距離で目標とする厚い境界層プロファイルを作り出すことを目的としている.乱れの供給には測定洞入り口直後に鉛直に角柱列を配置しpassiveに気流を攪拌した.目標の平均流速プロファイルは測定胴入り口からの短い距離流下距離で達成させ,その模擬境界層で乱れ特性がどこまで中立境界層に模擬できているかに注目した.さらにその前後の境界層特性の発達を観察した.

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© 2008 風工学シンポジウム運営委員会
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