共催: 電気学会, 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本風工学会
p. 11
マルチファン型風洞は多数の一面に配置されたファンを独立に駆動所要の気流を生成する装置である.本報告では高さ方向の速度を調整して短い距離で目標とする厚い境界層プロファイルを作り出すことを目的としている.乱れの供給には測定洞入り口直後に鉛直に角柱列を配置しpassiveに気流を攪拌した.目標の平均流速プロファイルは測定胴入り口からの短い距離流下距離で達成させ,その模擬境界層で乱れ特性がどこまで中立境界層に模擬できているかに注目した.さらにその前後の境界層特性の発達を観察した.