主催: 日本気象学会
共催: 日本建築学会, 日本風工学会, 日本鋼構造協会, 土木学会
p. 169-
本研究の目的は,日本の沿岸で発生した海上竜巻に焦点を当てて,最近の海上竜巻を考慮に入れた場合の竜巻リスクを評価することである。海上竜巻の報告数が増加した2007年以降のデータを用いると,7県で竜巻発生頻度は1年当たり5個/10000 km2を超え,1年当たりの竜巻遭遇率で0.2個(100万人当たり)を超えたのは9県となった。1991年から2013年までの23年間のデータを用いた結果と発生確率は大きく異なった。