主催: 日本気象学会
共催: 日本建築学会, 日本風工学会, 日本鋼構造協会, 土木学会
p. 535-
都市キャノピー内の風速鉛直分布や乱流構造の把握を目的として、風洞実験ならびに数値流体解析(LES)による検討を行った。LESでは流入変動風の生成に合成渦法(SEM)を用い、その際にレイノルズ応力と乱れ長さスケールの非等方性を考慮した。LESで得られた市街地内の平均速度分布は実験結果とよく一致した。ただしLESの乱れは実験結果よりも大きい。これは流入境界での乱れや、実験と解析で建物モデル形状に差がある事が原因と考える。