抄録
熊毛地域の無霜地帯における8 月植えの夏植え栽培および10 月植えの秋植え栽培について,新奨励品種「はるのおうぎ」と従来の主力品種「NiF8」を供試し,生育,収量等を調査した.その結果,両品種とも夏植え栽培では,年内10月までおよび翌年5月以降の茎の伸長と,冬期であっても茎数が増加することにより,1,100〜1,300kg/a の収量が得られた.一方,秋植え栽培では,年明け5月以降の茎の伸長と,冬期であっても茎数が増加することにより,春植え栽培に比べて原料茎数が多く,1,000〜1,300kg/a の収量が得られた.両栽培型とも,春植え栽培に比べて糖度は同等以上で,可製糖量は多い傾向であった.