抄録
二条大麦品種「しらゆり二条」を,有望品種として選定し,本県における特性を明らかにした.
プロアントシアニジンフリーの「しらゆり二条」は,「はるか二条」と比較して,出穂期は1日遅く,成熟期は同等であった.稈長はやや高く,穂数はやや多い傾向で,容積重・千粒重が低く,検査等級・整粒歩合は同等となった.収量はやや低収となった.これは「しらゆり二条」が年によっては倒伏しやすい傾向にあるためだと考えられた.
「しらゆり二条」の炊飯後の色相は,70℃ 24 時間後においても褐変がほとんど認められなかった.
「しらゆり二条」は成熟期における脱芒穂の割合が「はるか二条」と比較して大きく,芒が脱落した穂の千粒重がやや軽かった.