抄録
水稲早生品種「なつほのか」について,高品質米生産のため,収穫期と玄米品質および食味の関係について検討した.その結果,1 等米となる収穫期は出穂後積算気温が1050℃(成熟期)から1200℃の範囲であり,それより早刈りでは青未熟粒の多発により,刈り遅れでは茶米の多発により検査等級は低下する傾向があった.また,食味も出穂後積算気温1200℃を超えると低下する傾向があった.これらのことから,「なつほのか」の品質と食味の両立には出穂後積算気温が1050℃から1200℃の範囲で収穫することが望ましいことが示唆された.