抄録
平成 22 年度,九州歯科大学口腔保健学科では口腔健康調査票を新入生に配布回収し,新入生の口腔健康状態に対する意識および口腔保健行動に関する検討を行った.その結果,歯科医療人を目指す歯科大学新入生の口腔に関する意 識が明らかになった.すなわち青年期において,すでに齲蝕・歯周疾患に罹患し,治療経験もあり,新入生本人も自 己の口腔状況をある程度自覚していることが明らかになった.また,歯磨き回数・時間とも一定の水準を保っており, 口腔管理意識も高いことがわかった.さらに歯科医療人を目指す新入学生は一般学生に比較して,口腔への関心が強いことが伺えた.今後,歯周疾患が急増する時期であること,また,智歯などに問題を抱えやすい時期であることか ら,青年期に口腔管理意識を強めることは重要であると思われた.