九州歯科学会雑誌
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ガン性疼痛の発生メカニズム
小野 堅太郎
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キーワード: ガン, 疼痛, モデル動物
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2011 年 65 巻 3 号 p. 60-67

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抄録
末期ガン患者はしばしば治療困難な耐え難い痛みを訴える.特に,口腔顔面領域に発生するガン性疼痛は摂食・嚥下障害を引き起こすため,より重篤な状態に陥り易い.それゆえ,一刻も早い効果的な鎮痛法の開発が望まれているが,いまだガン性疼痛のメカニズムの詳細は明らかになっていない.ガン性疼痛のメカニズムを理解するためにはモデル動物の作製が有効であるが,これまでのガンモデルは体幹部を対象にしたモデルであり,口腔顔面領域におけるガン性疼痛の報告は極端に少なかった.そこで我々は新たに顔面ガンモデルラットを作製し,最近,口腔顔面領域におけるガン性疼痛の特性を幾分か明らかにした.本稿では,我々の作製した顔面ガンモデルとそのガン性疼痛について述べ,現在理解されつつあるガン性疼痛発症のメカニズムについて紹介する.
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© 2011 九州歯科学会
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