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日本健康教育学会誌
Vol. 23 (2015) No. 2 p. 71-86

記事言語:

http://doi.org/10.11260/kenkokyoiku.23.71

総説

目的:家族との共食行動と健康・栄養状態ならびに食物・栄養素摂取の関連についての研究の動向を把握することを目的とした.
方法:MEDLINE(PubMed)及びEricを用い,検索式は“family meals” OR “family meal” OR “family dinner” OR “family mealtime”,2001~2011年に発行されたものを対象に,データベース検索を行った.共食行動に関する系統的レビュー論文3件の引用文献から論文を抽出した.表題,抄録,本文を精査し,採択基準を満たす50件を採択した.
結果:共食行動に関する調査項目43項目中30項目は,単一項目の“家族との共食頻度”であり,“家族全員またはほとんどの人”と一緒の“1週間”あたりの頻度を尋ねるものが多かった.家族との共食頻度と子どもの健康・栄養状態との関連を検討した横断研究は24件,縦断研究は6件,食物・栄養素摂取との関連を検討した横断研究は10件,縦断研究は3件であった.共食頻度が高い子どもは,うつ症状得点が低い,野菜・果物摂取量が多い,食事の質スコアが高い等の報告が見られた.体格とは関連あり,関連なしの両方の報告があった.成人を対象とした研究は4件で,全て横断研究だった.
結論:家族との共食頻度が高い学童・思春期の子どもは,野菜・果物摂取量が多い等食物摂取状況が良好であることが示唆された.

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