日本健康教育学会誌
Online ISSN : 1884-5053
Print ISSN : 1340-2560
ISSN-L : 1340-2560
特別報告
研究費をとるコツ—採択される申請書の作り方—
武見 充晃
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 29 巻 3 号 p. 298-305

詳細
抄録

「研究をするために欠かせないもの」には何があるだろう.研究費は間違いなくその1つである.実験やフィールドワークにも,学会や原著論文での成果発表にも,資金=研究費は必要となる.だが研究費は万人には配られない.科研費・公的受託・民間助成に応募した者のうち,採択された10~30%の人だけが受給できる.研究者は,助成金の申請書を生涯にわたって書き続け,その採否に一喜一憂し続ける.本報告は,2020年11月14日に開催された,日本健康教育学会第7回若手の会学習会「研究費をとるコツ」の内容の抜粋である.これから初めて助成金を申請する,大学院生や博士学位取得直後の若手研究者を対象に,どのように研究構想を練り,実験計画を立て,申請書を書くと良いかを,思考法と文章テクニックという2つの観点でまとめた.

著者関連情報
© 2021 一般社団法人日本健康教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top