2010 年 40 巻 p. 79-91
高等学校の教科「情報」が必修化されていることをふまえ、高知学園短期大学入学生の教科「情報」の履修度合いを見るためにアンケートを行った。本論文では、これらアンケートと日本語入力速度測定を分析した結果を報告する。 調査分析の結果、高等学校で「情報」を履修していない(未回答を含む)学生は、わずか3%であった。アンケートと日本語入力速度測定の比較から、速度入力技術の高い学生と低い学生とでは、情報に関するスキル及び検定資格取得に大きな差が認められた。別途、本学における情報系科目の学習希望調査からは、Word、Excelをもっと実践的に使用できるようになりたいという結果が得られた。