日本機械学会論文集 B編
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円管内固気二相流入口助走区間の流動伝熱
清水 昭比古越後 亮三長谷川 修
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1980 年 46 巻 403 号 p. 458-469

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抄録

連続体近似を用いて,円管内固気二相流入口助走区間の流動,および熱伝達の解析を行った.固体粒子には,ストークスの抗力,重力のほかに,周囲流体の速度こう配に基づく,流れに直角方向のdrift forceが作用することを考慮し,さらに,上昇流と下降流とでこのdrift forceの向きが異なることから,粒子相の壁面上での取扱いにくふうを加えて,現実の流動状況をよりよく表し得るようにした.計算結果は,両相の速度分布,粒子相密度分布,流れ方向の圧力こう配,および壁温一定条件下での熱伝達の形で示し,流動伝達の基本的な

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