1982 年 48 巻 428 号 p. 740-748
長さ1000mm,直径5および3mmの円管内のR-12の上昇流に対し,圧力34.3~19.6bar,質量速度1100~9000kg m-2s-1,入口サブクール・エンタルピΔHi=0~65kJ/kgの範囲で実験をおこなった.そして限界熱流速(CHF)qcとΔHiの非直線関係,上流CHFなどの特殊状況の出現条件を明らかにした.また通常形式のCHFが甲藤の無次元整理式によく合うこと,またHP領域の境界付近でCHFの遷移特性を示すことなどを明らかにした.