日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
Print ISSN : 0387-5016
高圧空気弁の騒音・振動の発生に関する空気力学的研究 : 第2報,円すい形弁から放風される超音速流のパターンと流体推力静特性
中野 政身田島 清〓大田 英輔
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 48 巻 431 号 p. 1266-1274

詳細
抄録

高圧空気弁の振動低減化をめざし, 円すいプラグと平板弁座により単純化した放風形モデル弁について, 弁圧力比や弁幾何形状に対する流体推力特性と超音速流動パターンとの関連性を調査した. 圧力比が増大し, プラグに沿った流れが, 円すい状あるいは弁座に付着した流れに変わると, 流体推力は激変する. この現象は, 衝撃波と境界層の干渉によるプラグ状の閉じたはく離が大気へ開くことによって起こり, 衝撃波の移動とも関係している.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top