金属薄板の純粋張出し性におよぼす摩擦と材料特性の影響
1979 年 45 巻 393 号 p. 584-592
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1979 年 45 巻 393 号 p. 584-592
各種金属薄板の摩擦試験および純粋張出し実験を行って限界張出し深さにおよぼす,ポンチ頭部・材料面間の摩擦係数および材料特性値(n値,γ値)の影響をひずみ増分を用いた理論と実験の両面から検討した.その結果,限界張出し深さの向上にとって最適の摩擦係数が存在することが,理論と実験によって確認された.この最適摩擦係数はn値,γ値が大きくなる程小さくなる傾向を示す.また,n値が0.2より大きな材料ではμを0.05以上にすると限界張出し深さの格段の向上が期待できる.
