日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
Print ISSN : 0387-5024
軸角が90゜でないインボリュートウォ一ムギヤに関する研究 : 第3報,各種歯形論的性質を有する実験用歯車の設計と試作
広川 純夫酒井 高男牧 充
著者情報
ジャーナル フリー

1980 年 46 巻 401 号 p. 77-85

詳細
抄録

斜交軸インボリュートウォームギヤの設計を直接創成法および間接創成法(ウォームを創成する工具に媒介歯車運動を与える方法)の二つの立場からとらえることにより,歯面間相対曲率やすべり角などの各種歯形論的性質を有する歯車が容易に得られることを説明する.特に,間接創成法を採用することにより,すべり角を90°に近づけることができる理論的根拠を軌跡面の性質を通して論じている.また,実際に六対のウォームギヤを簡易創成法により試作し,これらの歯車が各種歯形論的性質と歯車性能の関係を調べるための実験用歯車としても有効であることを述べている.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top