日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
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スコーリング発生機構に関する基礎的研究 : 第1報,歯車におけるスコーリングの発生・進展
岩井 律哉野中 鉄也久保 愛三矢部 寛
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1983 年 49 巻 444 号 p. 1407-1415

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抄録

歯車におけるスコーリングの発生機構を明らかにするため,歯数比1の歯車対でスコーリング試験を行った。スコーリングは最初発生した歯から順次隣接歯に広がってゆくこと,またスコーリングが発生する場合としない場合の接触歯面近くの温度の時間的変化には,その温度-時間曲線が定常値を示すか,変曲点を持って発散するかの決定的な差異のあることが確認され,スコーリングは熱的安定問題として取扱われるべきことを示した。

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