日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
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ねじ歯車の負荷容量に関する研究 : 材質,表面処理及び潤滑油の影響
成瀬 長太郎灰塚 正次根本 良三斎藤 文夫
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1984 年 50 巻 450 号 p. 398-406

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抄録

ねじ歯車のかみあいは幾何学的には点接触で行われ、そのすべり速度は他の歯車におけるよりも高いので、負荷容量は他の歯車の負荷容量に比して低い。しかしねじ歯車は、適切な材質、表面処理、仕上げや潤滑油を選ぶことにより、高い負荷容量をもつねじ歯車を実現できる。本研究では材料の組合せの種類を大きく変えて実験した結果、特に窒化処理を行い、EP添加剤をふくむ潤滑油を用いるときは、負荷容量が高いことがわかった。

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© 社団法人日本機械学会
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