アルミニウム材料の圧接条件に関する研究 : 第2報,圧接限界条件に及ぼす温度と表面処理の影響

抄録

前報の常温圧接と同様の試験方法で,温度200,300,400℃の場合の圧接条件を検討した。その結果,表面積拡大比Xと面圧p^^-に対する圧接限界条件は,X(p^^-/Y^^-)^α=X_cによって近似されることがわかった。温度の上昇に伴べて,面圧影響指数αと限界表面積拡大比X_cは著しく減少し,圧接性が顕著に改善されること,およびαは主として温度によって左右されるのに対し,X_cは接合面の表面仕上げ状態によっても影響されることがわかった。