基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第18回基礎有機化学連合討論会
セッションID: A25
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チアカリックス[4]アレーンを配位子とした二核金属錯体触媒の開発
*諸橋 直弥横枕 勝也北原 毅田中 信也服部 徹太郎大場 好弘
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抄録
我々はフェノールを硫黄で環状に結合したチアカリックス[4]アレーン(TCA)の化学修飾及び機能開発研究を行なっている。TCAは従来のメチレン架橋体と異なり架橋硫黄の化学修飾が可能であり,かつ架橋基の配位により様々な金属イオンと安定な錯体を形成できる。そこで,本研究ではTCAの二核チタン錯体を調製し,その触媒能を向山アルドール反応及びアルキンの環化三量化反応において評価した。また,TCAの酸化誘導体であるスルフィニル体のスルフィニル基を利用した二核ホウ素錯体の立体選択的合成にも成功したので併せて報告する。
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© 2006 有機反応化学討論会
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