2010 年 2010 巻 61 号 p. 133-136
ダイズ子実害虫のマメシンクイガについて,成虫の発生調査法としてフェロモントラップの実用性を検討するため,従来から発生調査に利用されているたたき出し法との比較調査を行った.フェロモントラップの誘殺消長はたたき出し法とほぼ一致する傾向がみられた.また,フェロモントラップ誘殺数と被害莢率との間には高い正の相関が認められた.このことから,本種のフェロモントラップは,たたき出し法に替わる成虫の発生調査法として有効であり,発生盛期の把握ならびに被害量を予測することに活用できる可能性が示唆された.