1961 年 1961 巻 12 号 p. 181-184
メチルアルシンビスアルキルサルフアイドCH3As (SCnH2n+1) 2, n=2~18のn数とイネもんがれ病菌に対する効力との関係について検討した。
1) 直接的抗菌力はn=3~8で制菌力が強く, n数の増加に従い, 漸次弱くなる傾向を認めた。
2) ソラマメ葉法による侵入防止の効果はn数の増加に従つて増大し, n=11~18で最大となつた。進展防止効果はn=7~12で比較的大となる傾向が認められた。
3) ポツト試験および圃場試験の結果はソラマメ葉法の結果にほぼ一致した。