1989 年 1989 巻 40 号 p. 37-39
北海道の名寄市で1986年6月にスィートコーンの立枯病が発生した。発病苗の中茎髄部からPenicillium, sp.が分離された。分離菌を種子に接種した結果, 生育温度25℃ 以上で発病が増加し, 高温性の病害であることが知られた。発病には明らかな品種間差が見られた。普通種では「コマンダー」, スーパースィート型では「ハニーバンタム早生230」,「同200」,「ロッキーバンタム95」が最も感受性で, 普通種の「メロウゴールド」,「リワード」が最も抵抗性であった。