北日本病害虫研究会報
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天敵等による施設栽培トマトにおけるオンシツコナジラミ防除の実証
佐藤 由美子高橋 智宏築地 邦晃
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2002 年 2002 巻 53 号 p. 216-220

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抄録
岩手県平泉町の夏秋トマト栽培ハウスにおいて, 天敵および防虫ネットを利用したオンシツコナジラミ防除について2000~2001年に現地実証を行った. その結果, オンシツコナジラミの初発は5月に確認され, 6月頃までは漸増期となり, この時期に防虫ネットを利用することでオンシツコナジラミ密度を抑制できた. また, 天敵の導入時期は黄色粘着板へのオンシツコナジラミ成虫の誘殺数が10頭/週になる頃を目安とし, 気温が安定しオンシヅコナジラミの増殖率も上がってくる7月頃が望ましいと考えられた. 少発時においては天敵のみで防除が十分可能であり, 多発時においても天敵に影響の少ない薬剤を併用することにより十分な防除効果が得られ, 殺虫剤の散布回数削減が可能であった.
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