北日本病害虫研究会報
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ゴボウ黒条病の種子伝染について
堀田 治邦安岡 眞二
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2002 年 2002 巻 53 号 p. 88-90

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抄録
ゴボウの開花期にゴボウ黒条病菌 (Itersonilia perplexans) を接種し, 採種種子における保菌状況を調査した.得られた種子からはItersonilio菌が分離され, 分離された菌株はほとんどがゴボウに病原性を有したことから, 種子の保菌が確認された.さらに, 保菌種子を播種すると幼苗に黒条病の発生が認められた.以上のことから, ゴボウ黒条病は種子伝染する可能性が示唆された.
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