日本航空宇宙学会誌
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解説
宇宙芸術事情 ~二つの展覧会から~
森脇 裕之
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2026 年 74 巻 10 号 p. 265-271

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抄録

2025年から2026年にかけて,宇宙芸術にとって大きな前進となる二つの展覧会が開催された.夏には大阪・関西万博EXPO2025で,内閣府主催の企画展《エンタングル・モーメント─[量子・海・宇宙]×芸術》が開催された.この企画の延長線上で舞台を東京に移し,東京都現代美術館で《ミッション∞インフィニティ「宇宙+量子+芸術」展》が翌年すぐに開催される.本稿ではこの二つの展覧会が,かねてより紹介している「宇宙人文社会科学研究会」の宇宙芸術の取り組みの成果を,広く一般に向けて認知させる貴重な機会となり,宇宙と芸術の関わりについての議論が盛り上がりを見せていることを報告する.これらの展覧会によって,宇宙芸術をはじめとするアート&サイエンスの事情は,大きく前進したものと思われる.アート&サイエンスに関連する思想的な背景や,国際的な動向もふくめて科学と芸術の両面から解説する.

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