日本航空宇宙学会誌
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連載 航空宇宙関連学校の紹介 第2回
 
特集 プラネタリーディフェンス:天体の地球衝突問題に対処する 第2回
  • ─地球史に刻まれた・人類史に影響した・自然災害となった天体衝突─
    高橋 典嗣
    2024 年 72 巻 5 号 p. 149-155
    発行日: 2024/05/05
    公開日: 2024/05/05
    ジャーナル 認証あり

    地球は,46億年前に誕生してから現在に至るまで,天体衝突を繰り返しながら成長してきた.月の表面には,微惑星衝突や小惑星衝突などの天体衝突により形成されたクレーターが多数存在するが,地球にはアリゾナのバリンジャー隕石孔など100程度しか残っていない.これは,地球の地殻と上部マントルからなるプレートが誕生と消滅を繰り返してきたためで,天体衝突が月に比べて少なかったわけではない.地球史の中で生命大量絶滅を引き起こした天体の地球衝突,人類史に影響を与えた天体の地球衝突,そしてここ約100年で自然災害となった天体の地球衝突についてレビューする.人類は,幸いにも天体の地球衝突による大きな自然災害を経験していない.しかし,太陽系形成過程から考えても,頻度は少なくなっているが将来において小惑星や彗星のような天体の衝突は起こらないとは断言できない.最大級の自然災害となる可能性を秘めている地球への天体衝突問題に対して,地球を守るために人類は,研究・観測・防災に取り組んでいく必要がある.

特集 宇宙政策・宇宙法・宇宙安全保障とは何か? 第2回
  • 佐藤 雅彦
    2024 年 72 巻 5 号 p. 156-162
    発行日: 2024/05/05
    公開日: 2024/05/05
    ジャーナル 認証あり

    本特集「宇宙政策・宇宙法・宇宙安全保障とは何か?」の第2回は「宇宙法とは何か?」についてである.2005年に本誌において,青木節子慶應義塾大学法科大学院教授と共著で同じ題目で宇宙法の解説を試みた.18年前と比べると,民間企業の躍進をはじめ宇宙活動の質・量ともに変化は著しく,種々のリスクも顕在化している.必然的にルール形成に対するニーズも高まっており,国内外で宇宙法規範の形成が活発化している.国や大学,専門機関や民間企業の様々な宇宙関連事業や研究開発に日常的に取り組まれている多くの会員諸兄のなかには,宇宙法は最近よく耳にするけどいまひとつ実体がつかめないと思われている方も多いと考え,今回の機会を利用して宇宙法の実体に迫っていきたい.特に宇宙法の重要性を理解するために,もし宇宙法がなかったらこの世の中はどうなっていたかを想像しつつ宇宙法の主要原則を確認し,今後の課題にも触れることとする.

特集 材料への宇宙環境影響に関する研究の最新動向 第3回
  • Riyo YAMANAKA, Delphine FAYE
    2024 年 72 巻 5 号 p. 163-170
    発行日: 2024/05/05
    公開日: 2024/05/05
    ジャーナル 認証あり

    The fact that atomic oxygen(AO)causes degradation of organic materials used in spacecraft due to erosion and oxidation is known. Nevertheless, it is not well known about the occurrence of this phenomenon that microparticles and gas so-called AO induced contamination at the same time and its effects. However, for example, microparticles generated by AO can have various effects on a spacecraft on orbit, such as changes in the optical surface properties of the spacecraft, like micro size space debris with a diameter of 1 mm or less. Therefore, JAXA and CNES are jointly conducting research in this field as one of the focus areas of our research cooperation activities. The first purpose of this research is to accurately understand the characteristics of contaminants(particles and/or molecules)generated from spacecraft materials by collision of AO. The second objective is to characterize the effects of contaminants on sensitive surfaces of spacecraft. In this paper, we introduced the experiment conducted to clarify the first objective using thermal control materials commonly used in spacecraft with a particular focus on microparticles and the future plan.

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