広報研究
Online ISSN : 2435-9882
Print ISSN : 1343-1390
組織間連携を通じた広報・広聴に関する一考察
―東京 2020 における広聴戦略を事例に―
小林 塁 伊吹 勇亮尾原 弘恭川戸 和英黒澤 寛己辻中 祐子横山 勝彦米村 真悟
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 26 巻 p. 55-63

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抄録
:本論の目的は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会(Tokyo2020)を構成するアクターごとの広聴戦略を事例に、組織間連携の観点から広報・広聴システムの問題を提起することにある。対象とするアクターは、東京都、オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、内閣府、JOC である。本論では、先行研究および公開資料から、広聴の計画が不明瞭であるという点を示した。さらに、これらのアクターに対して Metcalf(1967) の社会統合の 4 つの次元モデルを使用した上で、異なる組織が組織間で統合するために必要な機能を考察した。
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© 2022 日本広報学会
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