慶應義塾大学経済学部特任教授
2017 年 68 巻 p. 57-95
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世界貿易機関(WTO)は,ドーハ・ラウンドを通じて貿易円滑化協定の発効や農業交渉の一部妥結等に部分的な成果を上げてきたが,貿易交渉のフォーラムとしてさらなる信頼回復に努めなければならない。そのためには,環境物品やサービス貿易分野での複数国間交渉の合意を目指すと共に,持続可能な開発の推進,国境を越えたサプライ・チェーンの拡大やデジタル経済の急速な進展といったグローバル・イシューの分野でも具体的な成果を出す必要がある。
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