ブルームバーグ・エル・ピー
2022 年 73 巻 p. 125-153
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コロナ危機下における為替の決定要因と波及経路が,世界金融危機や平時から,どう変化したかを検証した。円相場が過去と比較し安定的に推移したのは,主要国の政策の方向性の一致と国内外の経済活動の格差がもたらす貿易効果が資産運用や避難通貨効果による影響を弱めたことからだと明らかにした。コロナ後は,サービスのデジタル化や地球温暖化対応などの構造変化で,投資・金融環境に加え,貿易の実需の変化が為替の変動要因として注目される可能性がある。
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