呼吸臨床
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【投稿/原著】特発性肺線維症(IPF)診療における患者と医師の相互理解:わが国におけるIPF患者と担当医師の意識調査(第2報)
冨岡 洋海紙田 光豊東 久弥
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2020 年 4 巻 3 号 論文ID: e00098

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抄録

 特発性肺線維症(IPF)患者およびその担当医師を対象に,IPF診断および抗線維化療法に対する意識調査を実施した。患者と医師に対するアンケート結果を比較したところ,患者は医師の認識以上に,治療薬や治療費助成制度の情報を診療の早い段階から望んでおり,また早期の薬物治療とそれによるQOLの維持を重視していることが明らかとなった。これらの結果はIPF診療における両者の相互理解を向上させるためのデータとして有用である。

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