抄録
本論文は、著者達のマルチメディア型CALL(コンピュータ支援語学学習システム)ソフトウェアをWindows95上で動作するMS-Visual Basicを用いて開発した経緯を報告するものである。まず、プラットフォームOSとしてWindwos95を選んだ理由を紹介し、続いて、技術面・教育面の両面におけるソフトウェア開発方針を説明する。その後、これらの方針に基づいて作成されたプロトタイプのソフトウェアについて詳細を説明する。また、このプロトタイプソフトウェアを試用したユーザーがフィードバックした評価をもとに、システムの検討を行う。最後に、本学習システムの改善点及び今後の展望についても言及する。