2020 年 49 巻 p. 58-61
本研究では,H中学校2年生(3クラス・96名)の特別活動において,ゲーム障害,インターネット依存を題材とし,ゲーム・インターネットとの望ましい関わり方について継続的に考えることを目的とした授業実践を行った。実施時期は2019年7月~2020年1月であった。そして,授業実践を通した生徒の平日および休日の1日のゲーム,インターネットの利用時間,それぞれの利用に関わる意識,行動の変容について分析を行うことで,授業実践の成果と課題について検討した。その結果,生徒の利用時間は全体的に減少し,ゲームやインターネット利用に関わる意識,行動も改善されていることが確認された。