2000 年 8 巻 p. 38-39
ここ数年のインターネットの普及はめざましく、1999年のアクセスメディアインターナショナルの調査によると、日本国内のインターネット利用者数は1845万人となっている。そのデータの中でも特筆すべきことは、その過半数が家庭においてインターネットを利用していることで、インターネットが情報流通の有効な手段として日常生活に根ざしてきたことが現れている。実際、個人が自分のホームページを持つことも、特別なことではなくなった。インターネットでホームページを開設するにあたって、個人がつい見逃してしまいがちな問題が著作権である。ここでは、この見逃してしまいがちな著作権の問題について整理したいと思う。