東京都立繊維工業試験場
1997 年 66 巻 1 号 p. 31-33
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過酸化水素漂白による柞蚕絹糸の色相, 力学的性質, 繊維構造, メタクリルアミドを用いたグラフト加工における付着率などの変化を調べた。過酸化水素漂白は繊維の着色を低下させて明度を著しく増加させた。一方, 力学的性質, 繊維構造, 及びメタクリルアミドの付着率等はほとんど変化させなかった。過酸化水素漂白では繊維中の色素のみが破壊されて, 繊維構造及び繊維の化学的性質には影響の少ないことが示唆された。
蚕糸・昆虫バイオテック
Journal of Insect Biotechnology and Sericology
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