高分子化學
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ポリアクリル酸メチルの鹸化反応
第1報溶剤の影響
桜田 一郎坂口 康義福井 節也
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1956 年 13 巻 136 号 p. 355-361

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抄録
ポリアクリル酸メチルを種々の組成の水一アセトン混合溶剤中で40℃でアルカリ鹸化を行った。また比較のためポリマーの基本構造と構造が類似のモノーおよびジメチルエステルについて同様の実験を行った。ポリマーの鹸化の初速度定数は溶剤組成により大差ないが, 低分子エステルのそれよりはなはだしく小さい。ポリマーの見かけの速度定数は反応の進行に伴って変化し, アセトン含有率の高い系では増大の傾向が大きぐ含水率の高い系では減少の傾向が大きい. グルタル酸ジメチルにおいても同様な傾向が認められるが, その程度は小さい。このような速度定数変化の主原因は, 糸状分子中の鹸化により生成したCOONaの触媒吸着作用およびCOO-の触媒反撥作用により, 未反応エステル基近傍の触媒濃度が変化することであると考えられる。
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