高分子化學
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ガラス温度近傍における液体粘度
第1報Doolittleの粘度式の証明とAndrade粘度式との関係
平井 西夫
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1962 年 19 巻 204 号 p. 191-196

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抄録

液体の簡単な状態式と粘性過程の分子模型から出発し, Doolittleの粘度式lnη=A+B/fがを証明し, 定数ABの物理的意味を明らかにした。Aは低分子正常液体ではすべて-8.0程度の値になる。Bは1に近く, 金属の溶融液体では異常に小さくなることも説明される。内部圧力の温度変化C=(∂lnPi/∂lnT)pが0である場合Doolittleの式はAndradeの粘度式lnη=AA+Evis/RTになる。Andrade液体ではAAAに等しく, B=Evisαι/R≒1 (αιは膨張係数) が成立する。

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