高分子化學
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過硫酸塩を開始剤として得られたポリスチレンエマルジョン粒子の電気泳動
松本 恒隆梶 慶輔
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1964 年 21 巻 232 号 p. 481-486

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抄録
過硫酸アンモン (APS) を開始剤, Tween 80を乳化剤として得られたポリスチレンエマルジョン粒子の電気泳動実験を15℃ で行ない, 次の結果を得た。(i) 硫酸を緩衝液に用いた場合;イオン強度0.04では, APS触媒から得られたエマルジョン粒子 (APS粒子) は電気易動度を示すが, H2O2およびアゾビスイソブチロニトリル触媒から得られた粒子は易動度をほとんど示さない。(ii) 塩酸を緩衝液に用いた場合;イオン強度0.01では, APSとレドックス系触媒とから得られた粒子の各表面電荷数密度はほぼ等しく, かつAPS粒子のそれはイオン強度およびpHによって影響されない。(iii) Tween 80の濃度が減少するか, あるいはAPSの濃度が増加するにつれて, 表面電荷数密度は大きくなる。以上の結果から, 前報で得られたNo.10のスチレンーアクリル酸共重合体粒子の表面荷電には, アクリル酸の-COO-が55%, 緩衝液のCH3COO-が20%, その他 (強酸イオンなど) が24.5%ずつ, それぞれ寄与することを明らかにした。
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