高分子化學
Online ISSN : 1884-8079
Print ISSN : 0023-2556
ポリエチレンの固体押圧変形による二重面配向構造
池尻 文利
著者情報
ジャーナル フリー

30 巻 (1973) 341 号 p. 528-531

詳細
PDFをダウンロード (1384K) 発行機関連絡先
抄録

各種ポリエチレンを固体状態で押圧変形して, 生じる構造を調べた。
低密度ポリエチレンと超高分子量ポリエチレンにおいて, シート面に平行な (110) 面と (200) 面をもつ二重面配向構造が認められた。 (110) 面配向の発現は, 結晶間を連結する束縛された無定形鎖が結晶内部に及ぼす応力に起因すると考えられる。
熱処理により, 低密度ポリエチレンでは (110) 面配向が消滅するが, 超高分子量ポリエチレンでは保持される。超高分子量ポリエチレンの120℃押圧物のDSC測定より, ピーク温度で143℃という高融点が観測された。

著者関連情報
© 社団法人 高分子学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
前身誌

合成繊維研究

後続誌

高分子論文集

feedback
Top